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作品について
週一回、生後四ヶ月の甥の面倒を見ている二十九歳の歌由は、結婚願望はあるものの予定もなく、焦りや複雑な気持ちを抱えていた。そんな時、お気に入りの公園で甥に子守唄を歌っていると、見知らぬ青年・来嶋に声を掛けられた。「綺麗な、声ですね」――そう言って微笑み、会う度にとても優しくしてくれる来嶋に、まだ二十歳の学生であっても心惹かれていく歌由。春の公園で、静かに流れる子守唄。揺れる想いは何処へ行く――。
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