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作品について
十一歳の時、近所の神社に住む六歳年上の彬十《あきと》とホオズキで「いけない遊び」をしてしまった思い出を持つ朱穂《あけほ》。それがきっかけで恥ずかしさから遊び場だった神社から足が遠のいてしまったが、七年後、ふと人恋しさに再びホオズキを持って思い出の場所を目指す。彬十に会うために……、だがそこに現れたのは、彬十と同じ顔だが正反対の性格の、彼の弟で高校1年生の秋梧《しゅうご》だった。そこで彼は朱穂に対し、意外な行動をとる――。
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